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高校生のネットリテラシーテスト、「セキュリティリスク」の正答率が上昇|総務省

2020/07/20

総務省は7月17日、青少年のインターネット・リテラシーに関する調査結果を公表しました。

総務省では、ネット上の危険・脅威に対応する能力、その現状の可視化を目的に、2012年度より毎年、「ILAS」(Internet Literacy Assessment indicator for Students:青少年がインターネットを安全に安心して活用するためのリテラシー指標)を使った調査を行っています。2019年度は高校1年生7,252名(57校)にテストおよびアンケートを実施しました。

その結果、テストの正答率は68.7%で、過去4年間の平均である68.8%とほぼ同等でした。一方で7つの項目別に見ると、「セキュリティリスク」の正答率が上昇している(2015年度65.3%→2019年度66.8%)一方で、「不適切利用リスク」(2015年度82.4%→2019年度78.9%)、「有害情報リスク」(2015年度68.2%→2019年度66.0%)の正答率が下降していました。また、ほとんどの設問で、男子より女子の正答率が高いこともわかりました。

アンケートでは、高校生の97.5%がインターネット接続機器としてスマホを保有。携帯/固定ゲーム機が48.9%がそれに続きます。ただし実際に利用するのは、ほぼスマホ一色で92.5%に達しており、他機器は1桁台です。平日の1日当たり平均のスマホ利用時間は「2~3時間」が25.1%で最多。「1時間未満」4%、「1~2時間」16.8%と、高校1年生の約8割が、毎日2時間以上スマホを使っています。なかには「6時間以上」10.3%も存在します。これが休日の1日当たり平均利用時間になると「6時間以上」29.7%が最多。昨年の19.2%から10ポイント以上も上昇していました。

「フィルタリング」を認知していた高校生は74.7%で、前年度の69.2%から上昇。これは2019年8月に総務省タスクフォースがとりまとめた対策に基づく取り組みが奏功したと思われます。また高校生の74.7%は、「フィルタリングは、有害なサイトやアプリの閲覧を制限し、安心にインターネットを使うことを可能にしてくれるもの」と肯定的に捉えていました。一方で「ペアレンタルコントロール機能(利用時間制限、利用状況確認、コンテンツの閲覧制限等)」に関しては、高校生の60.6%が「そもそもよく知らない」と答えています。またSNSなどの利用について家庭でのルールがある高校生のほうが、ルールがない高校生に比べフィルタリング利用率が高く、テストの正答率も高いことも明らかとなっています。

総務省の公式Webサイトでは「2019年度 青少年のインターネット・リテラシー指標等に係る調査結果」とともに、さまざまな普及啓発資料を公開しています。


2019年度ILASの結果(経年比較、総務省の発表資料より)

2019年度ILASの結果(経年比較、総務省の発表資料より)


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