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2011/11/02

気をつけよう、著作権とネット利用のマナー

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うっかりこんな違法行為をしていませんか?

インターネットでは情報を閲覧できるだけでなく、ホームページやブログ、SNSやサービスサイトなどを通じて、個人が自由に情報を発信できる魅力があります。自分の考えを広く伝えたり、興味のあることをアピールして誰かの共感を得られたら、インターネットがより楽しくなることでしょう。

しかしここで注意したいのは、発信しようとしている情報の著作権はどうなっているか、です。

他の人が著作権を持っている著作物を、その著作権者に無断で利用することはできません。たとえ好意からであっても、著作権者が持つ様々な権利を侵害することになるからです。

違法行為を犯さないためにも、著作権に関する正しい知識を身につけておくことが必要です。

それでは、インターネットを利用する際にどんなことに注意が必要なのでしょうか。

次から、実際に問題になるような行為について、事例を参考にみていきましょう。

事例1 写真をWebサイトで公表したい

新聞、雑誌、Web等に掲載された他人が撮影した写真を自分のブログなどインターネットで公表することは、著作者に無断で行うことはできません。「コピー」と「インターネットでの公表」の2つの使い方については、著作権法で著作者の権利として定められているためです。

また、写真に限らず、文章、音楽、映像、地図など、他人が作った著作物の場合も同じです。

事例2 写真を元にしたイラストをWebサイトで公表したい

新聞、雑誌、カタログ等に公表された写真を元にして、手書きでイラストにする行為もコピーですから、私的使用のために行うのであれば著作者の了解を得る必要はありませんが、Webサイトで公表するためのコピーや、そのイラストを公表することは著作者の了解なく行うことはできません。

著作権法に定められているコピー(複製)とは、「印刷、写真、複写、録音、録画その他の方法により有形的に再製すること」(著作権法2条1項15号)とされていますので、方法は問わず同じものができればコピーとなります。

手書きであっても著作物である写真をコピーしているのですから、インターネットで公開するためであれば、著作者の了解を得なければなりません。

事例3 本の内容を要約してインターネットで公開したい

本の内容を要約しインターネットで公開することは、著作者の了解なく行うことはできません。

私的使用のために本の要約をすることは、著作者の了解なく行うことができます(著作権法43条)が、インターネットで公開するために行う要約はこの範囲に含まれませんので、著作者の了解なく行えば、著作権法に違反する行為となります。

また、インターネットで公開することも著作者の了解を得なければ行うことができません。

違法コンテンツには近づかない

自分自身が他人の創作物を無断で使用しないということに加えて、違法コンテンツや違法と思われるコンテンツに興味本位で近づかない注意深さも必要です。例えば、以前から問題になっているファイル共有ソフトでは多くの違法コンテンツがやり取りされているといわれ、誰しもが違法コンテンツに触れてしまう危険性があります。

ここでは、ファイル共有ソフトの問題と危険性についておさらいしましょう。

ファイル共有ソフトとは、インターネットに接続したパソコンを通じて、不特定多数の人同士がデータのやり取りができるソフトウェアです。

便利な反面、データを投稿して色々な人と共有できることから、アニメ作品や映画など著作物が権利者の許諾なしに違法投稿されているケースも少なくありません。社団法人コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)によれば、ファイル共有ソフトで送受信されているファイルのうちおよそ半数が著作権のあるもので、その9割が無許諾であると推定されています。実際、ファイル共有ソフトを利用した著作権侵害による逮捕者も出ています。

著作者(または著作権者)に無断で著作物をダウンロードする行為は、「私的使用目的の複製」など特別に規定されている場合を除き、原則として違法です。ただし、私的使用目的であっても、著作者(または著作権者)に無断でアップロードされている音楽や映像などを、それと知りながらダウンロードする行為は違法になります(2010年1月1日から施行)。

また、ファイル共有ソフトの一部には、ダウンロードしたデータを勝手に送受信する機能もあるので、ネットワークを通じて、知らず知らずのうちに著作物を無許諾で公開してしまっている危険もあります。

このようにファイル共有ソフトには違法コンテンツを容易に取得でき、また自身が違法コンテンツを無意識のうちに不特定多数の人に公開してしまう危険性があるので、利用する際は、違法と思われるコンテンツには近づかない、また著作物だけではなく重要なデータを扱っているパソコンではソフトを利用しないといった注意が必要です。最近では、こういった違法性や危険性の理解が進み、利用者数が減っているという調査も出ています。

ファイル共有ソフトには、ウイルス感染による個人情報漏えいの問題もあります。
この問題については、「本当に怖い情報漏えい」で解説しています。

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